2010年8月31日火曜日

「extension/store 歩いていたら。」終了いたしました。

2010年8月22日をもちまして無事に会期が終了致しました。

東京から遠路お越し下さった方々、
軽井沢や追分に在住の方、
軽井沢で静養中の方、
インテリア、デザイン関係者から、通りがかりにふと立ち寄ってくださった方まで。
本当にたくさんのみなさまにご来場いただきました。

夏のひととき、みなさまがインテリアスタイリストの作る「山の朝」の空間を体感し、楽しんでいただけたのであれば幸いです。

このイベントは展示協力各社のお力添えがなければ開催することが出来ませんでした。
スタイリストたちの熱意と思いに寄り添って、大切な商品を展示させてくださった各社に感謝申し上げます。

さらに有形無形のたくさんの方々のご協力で、デザイン展の新しいかたちが生まれました。この火をたやさず来年以降につなげてまいりたいと思っております。

ありがとうございました。

- 感謝 -

2010年8月19日木曜日

ストアではこんな器も!






熊本の北部に位置する小代瑞穂窯の器。
小代焼の開窯は熊本県南関町宮尾の地で創られたのが始まりと言われています。
瑞穂窯は福田るいさん主宰の小代焼の窯のひとつで、島岡達三氏に師事の経験を持つ
とても信頼のできる窯でもあります。
特徴はとても力強い風格と藁灰釉を使った独特の色合いにあります。
他にも、白釉の打ち掛けなど昔ながらの特徴と技法に独自の焼成法を取り入れた焼物を作られています。
福田さんは現代の生活に合ったうつわ作りを心掛けており、自然と手に馴染む特徴も兼ね備えられています。
右側手前にある黒い器とスプーン、その奥の器は福田さんとの共同開発をしたものです。

小代瑞穂窯の器 ¥1,260~






ブランド名は『PP BLOWER』。
プレイマウンテン初となるグラスウェアです。
LIMシリーズと名付けられたシリーズでは、名前のとおり器のフチに
ホワイト、グリーンにブラックの色を施した、視覚的にも楽しめるガラス器です。
日常使っていく中で機能面だけでなく視覚的にもその良さを感じていただけるプレートとなっています。
製作は優れたグラスブローイング技術をもつ長野のガラス工房「スタジオ・プレパ」 代表の平勝久氏によるものです。
PP BLOWERの名前の由来は平氏主宰の「Prepa」の"P"と「Playmountain」の"P"から来ています。
BLOWERは平氏のことを指す、吹きガラス職人のこと。
Prepa + Playmountain = PP BLOWERというわけです。

*サイズ、かたちにつきましては1点1点手吹きによるガラスのため若干の誤差がございます。

PP BLOWERの器 ¥4,200~


こんなものを飾っています!



山に来るとスケッチ気分が盛り上がる。
ブルー・スウェードのロールをあけると色鉛筆が入っています。シャープナー付き!持ち運びできる色鉛筆でなにをスケッチする?スウェードのカラーは4色あります。「TIGO Pencil Roll」¥5775/LANDSCAPE PRODUCTS 描きやすい紙のノートで知名度の高いモレスキンのスケッチブックは3サイズある。パステルで描くのも楽しい。水彩画用ノートブック¥2730/カファ(モレスキン) スウェーデンのガラス作家インゲヤード・ローマンのウイスキーグラス¥6457/hike(スクルフ)





朝のひとそろいをベッドで。
ファブリック製のパン・トレイはソファとお揃い柄のファブリック製。平格なるので収納に便利。ファブリックトレイ¥3990/マナトレーディング(サンダーソン) ミニカードはフクロウがキュート。ハンナ・ウォルドンのシルクスクリーンでオリジナル限定ものです。「Owl letters 8枚set」¥4025/ALRQUIN ワインボトルがグラスに。WINE PUNTS」¥1470/LANDSCAPE PRODUCTS





2010年8月12日木曜日

黒田美津子 展示コンセプト/Morning glory




Morning glory

朝、鳥のさえずりで目覚めたら、まずノビをひとつ。
軽井沢の山で迎える朝はすてきな冷気をからだいっぱいに
吸いこむことからスタートします。

ベッドでぼんやりとコーヒーを一杯。
昨日のスケッチの続きを描いたり、昔、読んだ本をあらためて拾い読みしたり。
山の緑に包まれて思いつくままに過ごす、朝の時間をイメージして
スタイリングをしてみました。

肌触りの良いリネンで調えたベッド、質の良いファブリックでリメイク
した名作チェアやお気に入りの本を並べたブックシェルフ。
家具や雑貨などの素材を使って、新旧、東西、硬軟、甘辛といった
さまざまな「つながり」と、その延長(extension)にある
未来を空間表現しています。

インテリアは本来、自由なもの。好きなものを好きなように
組み合わせながら心地よい部屋を作る、それがインテリアです。
今回のスタイリングが、皆様にとっての「快適な部屋」を考える
きっかけになれば、と思っています。
黒田美津子
2010年 盛夏


                   photographs by 三部正博

川合将人 展示コンセプト/プレイガレージ






プレイガレージ

昨日の夜、パパの別荘に家族で遊びに来たんだ。
とってもくねくねした道を登って着く山の中の、すごーく静かなところさ。
それでこの部屋は、パパのお気に入りのバイクや家具なんかを揃えた、
秘密基地みたいなガレージというわけ。
でも、ぼくの大好きなオモチャなんかもたくさんある。
なぜってここに来た時のぼくの特等席は、
そら、あのジャングルジムみたいなベッドなんだ。
えっ? そうだよ! ここに寝てたのさ。
さっき素晴らしく綺麗な鳥の歌声が聞こえてきて、
ぱっちり目が覚めちゃったところなんだよね。
いまは寝転がったり足をブラブラさせたりしながら、
これから何をして遊ぼうかな〜って考えてる。
みんなが寝ている間はここを自由に使えるから、
パパが大切にしている椅子に座ったりして遊びの計画を練るんだ。
おっ?! 新しく買ったピクニックセットが置いてあるぞ!
きっとママに違いない。今日は気持ちの良いあの森でピクニックだな。
よーし、そろそろ上の部屋にいるお姉ちゃんを起こしに行ってあげようっと。
エヘへ、一緒にゲームをしたいのはもちろんだけど、
先にあのパンやアイスクリームを食べられちゃったら困るしね!
そおっとそおっと、ママは起こさないように。

 川合将人

           
                         photographs by 三部正博

作原文子 展示コンセプト/「つながる」朝の食卓。


                         

「つながる」朝の食卓。

鳥の声で目覚める山の朝。
おいしい空気が何より一番のごちそうだけど、
いれたてのコーヒー、焼きたてのパン、ちょっぴりいびつな目玉焼き、
お気に入りの器、小さなお花、心が包まれるような優しい音楽、
窓から見える空の色……
山の朝の食卓には、小さな幸せがたくさん並んでいます。
いろんな国の、いろんな場所の、いろんな人々の、山の朝のダイニング。
今回のスタイリングは、全体のテーマである『extension』ちなみ、
テーブルをたくさんつなげました。
そして見てくださった方々に、暮らしを楽しむヒントを、
それぞれの毎日に繋げてもらえたらと思っています。
「おはよう」って、笑顔でいいたくなる、
そんな「場所」と「モノ」を、ぜひ楽しんでください。
きっと今日も一日Happy!
そう思えるように。

作原文子

今回の展示にあたり、ご協力いただいた、たくさんの方々に心から感謝します。


     

                    photographs by 三部正博

ウェルカムフード!!




開催当日、作原さんの発案で、このイベントにふさわしい心温まるおもてなしで皆様をお迎えすることができました!。

常に、心と体に優しい食べ物をうみだしてくれる、小島聖さんこと「山小屋ひじり」。
今回、手作りクッキーの販売で、このイベントに参加してくれていますが、
オープニングの8日、ウェルカムフードのセレクトと現地調達をお願いしちゃいました!
もちろん、訪れた方にもスタッフにも大好評!!
味はもちろんのこと、大地が生み出したきれいな色に感動です。

「山小屋ひじりさん」より
「季節の地元のおいしそうなものを集めてみました。」とのこと。


                 photographs by 三部正博 

2010年8月11日水曜日

8/8 extension/store 開催!

                      
extension/store 開催!! たくさんの方々のご協力のおかげでこの日を迎えることが出来ました。 前例のないイベントを試みたものの、手探り状態での出発となり皆様にご迷惑をかけながら、 そして助けて頂きながら....ようやくだどり着きました。感謝の気持ちでいっぱいです。  ありがとうございます!。


                  photographs by 三部正博 


8/7 ついに完成!

ついに、20坪の蔵に黒田美津子、作原文子、川合将人のインテリアスタイリングが
完成しました!!。

その3つの饗宴を体感出来る空間は圧巻です!。

                                      
蔵内の別室にはランドスケーププロダクツによる「store」をopen!
たった1日で
素敵なshopができてしまいました!さすがです。
                               


                                                               photographs by 三部正博

8/6いよいよスタイリング開始!!



                     
2tトラック2台とハイエース1台に家具をぎゅうぎゅうにして、いざ蔵に到着。 いよいよ準備開始!。 三人のスタイリングが徐々に出来上がっていきます


                         photographs by 三部正博

2010年6月29日火曜日

<川合将人>軽井沢へ!メンバーで下見に。



















下見時の写真。こちらはストア部分になる予定の空間。

黒田さんとデイリープレスの竹形さんが隅々までチェック中。

黒田さんのアシスタントの方もテキパキと採寸や資料写真の

撮影を進めておられます。どんな素敵なお店になるのか楽しみです!































メインのギャラリー内部。みなさん到着してすぐの時です。

この後、黒田さんと作原さんという偉大な先輩スタイリストのお二人と

即興撮影会がはじまり実はかなり緊張。

ロケハンを装い遠巻きに様子をうかがっているときの写真です。



かわい


これが「蔵」です!

6月17日。スタイリスト3名と関係者ご一行で現地の下見に参りました。
今回はその模様を実況レポートします!
  















会場となるギャラリー蔵は夏に近づき
緑が生い茂って、とても良い雰囲気です。
まだ6月だというのに蝉の鳴き声も聴こえました。
本番の8月にはまた違った表情を見せるのでしょうか…?

















本日は梅雨の合間の晴天に恵まれ、下見日和です。
緑の隙き間から差し込む光が印象的でした。



いつもは個々で活躍中のスタイリスト。
3名が一同に揃って、同じ空間でスタイリングを展開する機会はなかなかありません!!!
今回のエキシビジョンの最大のポイントです。

















終始和やかなムードで下見終了です。
一体この蔵が3名の手によってどう変身するのか。今から楽しみです!!


下見の後は、お待ちかねのご飯タイム!
一行は星のや 軽井沢 ハルニレテラスの川上庵にておそばを頂きました。
おそし蕎麦は、さっぱりしていてこれからの季節にぴったり一品でした。
このブログで軽井沢のおすすめスポットもご紹介していけたらと思っております。



次回は、川合将人さんからのメッセージをお届け致します!!



2010年6月26日土曜日

黒田美津子より皆様にご挨拶

インテリアスタイリングとは専門的な技術ではなく、誰もが毎日の生活の中で
楽しむことの出来るインテリアの方法です。
とくに、いま持っているものにスパイスアイテムを組み合わせる「あるものを
生かす」空間編集が、内装と家具と生活をつなぎ、より豊かな時間を生み出す
のではないかと考えています。軽井沢に住居を持つ人が増えているいま、都会
とは違う山の生活をどのように彩るのか。
2010年スタイルの空間サンプラーをお目にかけることにしました。
取り合わせによって生み出される意外な効果を実感してください。


                            黒田美津子

2010年6月25日金曜日

<企画、運営> 中原慎一郎よりご挨拶 




プレイマウンテンとしてこの企画に参加させていただくことになりました。
期間限定ということや軽井沢だからということではなく、ここに集まるスタ
イリストの方々と新しいテンションでこの企画に取り組もうと思っています。
店の延長というよりもその方がきっと自分達も満足いくものとなると信じて。


                            中原慎一郎

2010年6月22日火曜日

3人のスタイリストによる期間限定のインテリアエキシビション初開催決定!

 この度、スタイリスト展+ストア『extention/store 歩いていたら。』を初開催する運びとなりました。
今回のエキシビションは、インテリアスタイリストの黒田美津子、作原文子、川合将人の3人が「山の朝」をテーマに3つのシーンを展示する初の試みです。
 一般の方がインテリアスタイリストの手がけた空間を実際に体感できる機会はなかなかありません。
そこには、日常の生活を楽しむための、プロフェッショナルならではのヒントがきっとあることでしょう。
 この企画の発案者は室内装飾を研究実践している黒田美津子。時代をリードするセンスを備え、雑誌や展示会などさまざまな分野で活躍してきました。5年ほど前、彼女が軽井沢を歩いていた時、会場となる蔵を見かけて建物の魅力に惹きつけられたのが、『extention/store』開催のきっかけでした。
 理想のインテリアとは、家具や雑貨の単体ではなく、ひとつひとつのアイテムを組み合わせることで完成するもの。そんな考え方を、リアルな空間として表現します。


展覧会開催までのメイキングをこのブログでご紹介していきます。
スタイリスト本人による投稿も!?

ご期待下さいませ!!